自動カンナ盤の刃の交換

自動カンナ盤

自動カンナ盤とは簡単に説明すると、木材の製材に使われる木工機械の一つで木材をローラーで送り込み、回転する刃物で木材を削り木材の厚さを均一にする機械。

 

削る様は結構迫力がある機械である。案外危険で、昔自動カンナ盤で木材を削ってる時に、通常はまっすぐ木材がローラーによって送り込まれるのだが、その時は木材が浮いてさらに横にスライドしてきたので丁度真下に手があり、そのまま挟まれて引き込まれたことがあり、確か厚さ3㎝くらいに製材してる時だったので、木材でプレスされて引きずり込まれれば込まれるほど痛みが増すし、木材が飛んできたり手が削れるんじゃないかという恐怖は今でも覚えてますねー(汗)

その時は、電源ボタンをOFFにして強引に引き抜いたらギリギリで抜けたので本当に焦りました(汗)

 

そんな思い出のある自動カンナ盤。刃が切れなくなったのと刃こぼれもあったので交換することに。

自動カンナ盤の刃を取り外して業者さんに刃研ぎを頼んで出来上がるのを待つと。

翌日には刃物が届き、自動カンナ盤に刃を取り付ける作業。

ついでに、整備も兼ねて他のパーツも外して余分なオイル+木屑を綺麗に拭いたり

綺麗にしたら、次は刃の調整。これがなかなかにして大変、、、第一の関門。

うちで使ってる自動カンナ盤は40年以上も前の機械らしいので二枚刃の刃がついている。この二枚の刃の出具合を上下左右均一に合わせないと木材が正確に削れないので、かなり重要な作業である。

どうやって合わせるかと言うと、1枚目を上下左右合わせてそれを基準にして2枚目も合わせるやり方で合わせる。

刃の調整が終わったら次はローラーと押さえのバーの調整。第二の関門である。

この調整が上手いこといかないと、木材を削った生地にナイフマークなり段差ができてしまうので重要。

この調整にかなり時間がかかってしまって、0・3㎜〜0・01㎜くらいの精度で調整するので本当に苦労をしました。

それでもなんとかいい塩梅でできたので安堵と達成感。

次に調整する時は、もっと早くできるようにしたいですねー