12月14日㈯に原宿で開催されていた『こころから暖かくなる 2019 繕う 編む 巻く 冬支度~野口光/冬の販売&ワークショップ』にお邪魔してきました。
原宿のラフォーレの裏手側の少し人通りがひっそりとした場所にそのビルはあり、外から中の様子が見えるような建物のつくりになっていました。とても入りやすい雰囲気を醸し出していました。
中に入ると左手にちょっとしたカフェスペース、その奥に広い部屋がありワークショップや商品が展開されていました。
こちらの販売&ワークショップは13日(金)~15日(日)の三日間行われており、日時によって開催されているワークショップが異なるようです。私がお邪魔させてもらった時は、手編みのワークショップをされていました。
販売されているニットやマフラーなどは、どことなく異国風で色合いが落ち着いていながらも可愛らしさのあるデザインで年齢に関係なく身につけたくなる印象でした。来られているお客さんも若い方からご年配の方まで幅広く、スタッフの方と話しているのを立ち聞き(笑)すると、ご自身でもニットを編んでいたり繕う作業をされている方もいらっしゃるようでした。
野口さんや中州さん初めスタッフの方々に挨拶させてもらい、少し雑談させてもらった後、店内をじっくりを見させていただきました。
やっとここで本題ですが、こちらにお邪魔させてもらった理由は、私たち渡辺木工挽物所が製作させていただいている「ダーニングマッシュルーム」の販売されている姿を見に来ました。
やはり実際に販売されている場面を見ると、誰に自分が製作したものが必要とされているのかを実感できるので見に行って良かったなと改めて思うと同時に、自分へのモチベーションにも繋がります。
現在、新たに「立ち型ダーニングマッシュルーム」の製作をしていて焼き印まではやらせてもらっていますが、上の写真のように可愛らしく塗装されていることを知ることができてとても良かったです。
この場を借りて、野口さん始め、中州さん、神山さん、当日は温かく迎えてくださりお話をさせていただいてありがとうございました。
野口 光さん
東京生まれ。
1989年武蔵野美術大学、視覚伝達デザイン科卒業後、北ロンドンにあるミドルセクス大学のテキスタイル科に留学する。
卒業制作で作った一連のフェルト化させた編み地を張ったアームチェア、スツールやクッションが、インテリア紙の”ワールド オブ インテリア”のベストワークに選ばれ、またイギリスを代表する家具デザイナーのトム デクソン氏と共作するなど、ニット地のインテリア小物ブームのさきがけとなる。
1995年に英国工芸協会(CRAFT COUNCIL)の新人デザイナーをサポートする事業設立助成金受賞者に選ばれ、また登竜門であるチェルシークラフトフェアー にも出展するようになる。そしてバーニーズN.Yや、TAKASHIMAYA NEW YORKなどに、オリジナルのニット地を中心とした、インテリア、ファッション小物を制作、 卸しを始める。
1998年よりロンドンファッションウィーク、2002年よりパリコレクションに参加。
以来ニューヨーク、東京、ロンドンを中心に、世界10ヶ国、約150店が HIKARU NOGUCHIの商品を扱っている。