今回製作したのは、こちらです!
これは、お祭りに使ういわゆるタッセルです。中に大きなタッセルの紐を通して使用します。
大きさは、直径約400mm・幅約300mm。
本記事投稿者の中山も製作に参加させていただきましたが、こんなにも大きいものを削ったのは初めてでした。大きなものを削る時にはそれ用の鑿(ノミ)を使用し、幅が約20mmほどある分厚い丸鑿を使用しました。
※普段、マグカップや丸く角を取る作業をするときは10mmも満たない幅の鑿をしようしています。
やり方を親方に教えてもらいながら、製作させていただきました。
材料は、朴(ホオ)と呼ばれる木材でやや緑みがかった部分があり、ポプラ材に似た日本や中国などで自生している木です。
側面をまず依頼された直径に決めていき…
鑿台(ノミダイ)を穴が開いている方に向きを変えて…
中をどんどん広げていきます。
鑿台の向きを変えて穴の中に入れ、深く削っていきます。かなり力が必要であることと、材料が完全に乾いていないものあり削ったところからなんと水が噴き出してくることも!
最後に口の仕上げをして終了です。
一つ作るのにもかなり体力を使うお仕事でした!
中は最終的に↑こちらのようになり、部品は全部で三つで、外側・中の輪っか×2です。
外側だけでなく、中のタッセルの紐を挟んで止める為の部分もこちらで製作し、私の先輩・浅見が担当しました。