同月20日(日)、港区赤坂にあるSIRI SIRI SHOPさんに私的理由でお邪魔してきました!

本当はお忍びで訪問する予定だったのですが、スタッフさんから「どのようなきっかけで…」という質問に対して、実は‥とすぐにお話してしまいました(笑)

 

 意外性を感じさせるマテリアルと伝統的な職人技術との組み合わせにより、コンテンポラリーな作品を発信するジュエリーブランド、SIRI SIRI

HPより一部抜粋

 

SIRI SIRIさんからは主に、ネックレス・イヤリングを中心にご依頼いただいております。どのようなものを我が工房で製作しているのかというのは後半で紹介しようと思いますが、「私的理由でお邪魔した」事に関しては伝統技術と現代デザインへを組み合わせた物への興味と製作に携わった物の先を実際に売られている現場を見て肌で感じたいと思った、という所からでした。

 

場所は、赤坂駅(又は乃木坂)と大通りから離れて静かな場所にあり、赤レンガ色のタイル張りが印象的な外観でした。建物自体はマンションのようで、その中の一階にショップが開設されていました。

室内は適温に保たれ、スペース自体はややこじんまりとしていましたが壁側に貼られた鏡で奥行きのあるようになっていました。

(鏡に撮影する私の姿写っているのは、写真の勉強不足です)

窓側には、ガラスのアクセサリー

銀糸をほぐして撒いて形作ったネックレスとイヤリング

籐(とう・ラタン)と呼ばれるツル性の植物を編んだもの

店内に入ると1人のスタッフさんが出迎えてくれとても丁寧に対応してくださいました。

ガラスのアクセサリーは耐熱素材のガラスを使って透明度は残したまま強度や軽さを出したり、江戸切子の技術を使ってガラスの透明感だけでなく切込みの格好良さを取り入れるなど…伝統技術をスタイリッシュに格好良く美しく見せる為の工夫が施されている話。手編みの職人さんは全て手作業な為、物によっては一つ作るのに3、4日はかかるといったことなど製作する上での苦労話まで…私たち木工とはまた違った技術であったり苦労を知ることができてとても新鮮で楽しいお話を聞くことができました。

木部のみの製作を依頼していただいた3種類

製作したアクセサリー

白っぽく塗装されたリンゴ型イヤリング。

(メープル材)

同様に白っぽく塗装されたものとくるみ油で塗装されたネックレス。

(メープル材)

ネックレスの接合する木部を製作。中に磁石が入っており、2WAYでブレスレットに変化する面白いデザインのアクセサリー。

(メープル材)

最後に…

 デザイナーさんの力によって伝統技術を現代に沿った形になっているのが嬉しい旨を伝えると、スタッフさんから「職人さんからこの素材だとこういった形が良いといった長年やってきたからこそ教えていただけるアイデアがあって必ずしもデザイナーだけの力ではない」といった旨のお話を聞いた時、どちらかありきではなくお互いに切磋琢磨しながらSIRI SIRIというブランドの製品を世に送り出している事を感じ、本記事筆者も微力ながら携わらせていただけていることを光栄に思います。

 

個人的ではありましたが、急な訪問にご丁寧に対応してくださったスタッフ様、この場を借りて改めてお礼申し上げます。

 

SIRI SIRI 様

https://sirisiri.jp/